犬の寒さ対策 完全ガイド|室内・外出・カート別に徹底解説!
冬になると気になるのが、犬の寒さ対策ですよね。
寒くなると「うちの子、震えてる?」と感じること、ありませんか?
実は犬は見た目よりずっと寒さに弱いんです。特にトイプードル・チワワなどの小型犬は、体温が下がりやすく要注意。
この記事では、
🏠 家の中での寒さ対策
🚗 お出かけ・カートでの防寒
❄️ 思わず「そんな方法があったの!?」と驚く裏ワザ
をまとめました。
「寒いけど、外にも出たい」——そんなわんちゃんと飼い主さんのための、実践型ガイドです🐾
犬が震えるとき、どんな状況・原因があるの?

犬が“震える”・“ブルブル”する動作。単に寒さのせいと思われがちですが、実は複数の原因が考えられます。なかでも、寒さによるものは以下のようなメカニズムと状況が関係しています。
主な要因
- 寒さや冷え(特に小型犬・シングルコート犬)
- 恐怖や不安・緊張(雷・花火・動物病院など)
- 興奮や喜び(お散歩前・ごはんの前など)
- 体調不良や痛み(低血糖・発熱・関節痛など)
- 高齢による筋肉の衰え・神経の震え
つまり、「震えている=寒い」とは限らないんです。
特に高齢犬や子犬は体温調整が苦手なので、環境や体調をセットで見てあげることが大切です。
次の章では、実際に「寒さが原因」で震えている場合にどう守ってあげればいいかを、
「おうち編」「おでかけ編(カートや外出)」「その他の場面別」に分けて紹介していきます。
室内でできる犬の寒さ対策

マット・ラグ
フローリングは冬、一番冷える場所。床から近いため、床冷え対策=体全体の保温対策になるんです。
→ 犬専用の低温ホットカーペットや、遠赤外線マットを使うと安心。
温度調節ができるタイプを選ぶのがポイントですよ。
あったかお洋服で温度キープ
室内でも冷えやすい子には、裏起毛やフリース素材の犬用ウェアが大活躍。
特にシングルコート犬(トイプードル・マルチーズなど)は、服で体温を逃がさない工夫をしてあげましょう。
寝るときは、締め付けの少ないパジャマタイプが快適です。
ゆたんぽ&電気なしの保温グッズ
電気を使用するのは心配な飼い主さんには、ペット用ゆたんぽが安心。
ほんのり温かく、朝までぬくもりが続くタイプもあります。
また最近では、電子レンジで温めるジェルパッドや自分の体温を反射して保温するマットなど、
便利なアイテムも登場しています。
サークル・ベッドの位置を“壁際から離す
冷気は壁や窓からも伝わるため、ゲージが窓やドアに近いとかなり冷えますよね。
体温が吸われてしまうようにじわじわ冷える状態に。
サークルやベッドは、壁から10〜15cmほど離すだけで体感温度がアップします。
さらに、ベッドの下にマットを敷いたり、窓に段ボールや断熱シートを使用+毛布で風除けを作ると効果的!簡単に冷気ブロックできます。

お出かけ・カートでの犬の寒さ対策

冬のお出かけで見落としがちなのが、カートの中の冷気。
地面に近い分、体の芯から冷えやすいのです。
特に長時間の外出やイベント参加の際は、事前準備がカギになります。
カートに”アレ”をプラス
ペットカートの底冷え対策は、“層づくり”がカギ。そんなときにおすすめなのが、ブランケットとペットシュラフ(犬用寝袋)のダブル使いです。普段お使いの冬用マットの上にあたたかいブランケットを重ね、さらにわんこをペットシュラフ(寝袋)の中に入れてあげれば、まるで“移動式こたつ”の完成です。
ペットシュラフは軽くて持ち運びもラク。チャック付きなら温度調整もしやすく、寒がりな小型犬やシニア犬には特におすすめです。
ブランケットを1枚カートの上から掛けると、保温効果がさらにアップ!
風を通しにくい素材(フリースやボア)を選ぶと◎
風を通さないレインカバーは冬の防寒にも◎
雨の日用のレインカバー、実は防風シールドとして大活躍。
冬の公園や道の駅など、風が強いエリアでは“カートの密閉テント”として使えます。
ただし、結露や酸欠防止のため、曇りの日は少しだけファスナーを開けて換気を。
お出かけ服は“裏起毛”&“伸縮性”を重視
寒い日は、服の選び方ひとつで快適さが全然違います。
おすすめは「背中が厚手・お腹側が柔らかい」構造の服。
動きやすくて、車の中でもゴロンと寝やすいんです。
最近は“着たまま寝れる服”をテーマにしたウェアも人気!
意外と盲点!寒さを感じるその他のシーン

寒さは“外だけ”ではありません。
犬たちはちょっとした温度差や環境の変化にも敏感。
実は日常の中にも、冷えポイントがたくさん隠れています。
- 寝起き・朝方の「冷え」に要注意
▶︎朝は犬の体温が一番下がる時間帯。
シニア犬や短毛種は、朝の冷気だけで震えや関節のこわばりが起きることもあります。
寝る前にペット用湯たんぽを仕込んでおくと、ぐっすり眠れて朝の目覚めも快適です。
- 意外と知られていない「食事での体温アップ」
冬の食事は“ぬくもり”を意識して。
冷たいフードは内臓を冷やす原因になります。
ぬるま湯でふやかしたドライフードや、常温スープをトッピングするだけで、
内側からポカポカ温まるんです。
体が温まると代謝も上がり、免疫力アップにもつながります。
▼気になる手作りご飯についてはこちらの記事をチェック▼

ドッグランでの寒さ対策
寒くなってきたドッグランでは、飼い主さんもわんこも“冷え対策”が必須。さらに、ドッグラン内ではこんな防寒対策もおすすめ👇
わんこ靴
犬の肉球は人の皮膚よりもデリケートで、霜焼けやひび割れの原因になることも。
犬用くつを履かせてあげることで、冷たい地面からのダメージを防ぎ、
さらに小石や融雪剤(塩)などからも守ることができます。
最近は、靴底が柔らかく走りやすいタイプや、ファスナー付きで脱げにくいタイプも人気です👟
水筒
冷たい水を避けて胃腸への負担を減らす
冬場でも、ランで遊んだあとの水分補給は大事です💧
冷たすぎる水を急に飲むと、胃がびっくりしてお腹を壊す原因になることも。
お湯と水を半々にした“ぬるめの水”を持ち歩くのが理想です。
魔法瓶タイプの犬用ボトルなら、外でもちょうどいい温度をキープできますよ。
防寒まとめ

犬の寒さ対策の基本はこの3つ👇
足元(床):冷気を遮断し、体温を奪わせない
背中(風):防風・保温で冷えをガード
お腹(内臓):温かいごはんや服で内側から温める
つまり、
「外から守る+内から温める」のWアプローチが、冬を快適に乗り切るコツです。
そしてなにより、
「うちの子が少しでも震えてるかも?」と感じたら、すぐに環境を見直してあげてください。
わんこの“ブルブルサイン”は、体が冷えてるよというSOSなんです。
みなさんおわんちゃんが暖かい冬を迎えられますように。
以上、わんちゃんの寒さ対策まとめでした。
